こんにちは、さわやかです。
視力の悩みから解放されたい、でも手術が不安…
そんな方のために、小さい子どもの育児に励みながらICL手術を受けた私が、その体験談を具体的にお伝えします。
前編では、手術前の準備や検査について詳しくご紹介しましたが、今回の後編ではICL手術当日から術後の生活に焦点を当てます。
✓ 手術直前と当日の流れ
✓ 手術は痛みも少なく短時間で終わる
✓ 術後1週間の生活制限と対処法
✓ 体験して分かったメリットとデメリット
特に、術後のデメリット「ハロー現象」に悩む方への対処法や経過についての情報もご紹介します。
手術後の生活がどのように変わるのか、具体的なイメージができる内容となっています。
この記事を読むことで、ICL手術後の不安を軽減し、育児中でも安心して手術を受けられる手助けができればと思います。
同じようにICLを検討している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
手術直前から当日の流れ
手術3日前からの準備
ICL手術では、手術の3日前からコンタクトレンズの使用を中止し、抗菌目薬を1日4回点眼する必要があります。
目薬の回数が多いため、スマホのリマインダー機能(繰り返し)を活用して忘れないようにしました。
手術当日の流れ
手術当日は、公共交通機関を使って病院に向かいました。
コンタクトやメガネの視界とはこれでお別れだと思うと、ちょっと感慨深かったです。
受付を済ませた後、以下の手順で進行しました。
- 残金の支払い(クレジットカードの場合)
- 手術後に使用する目薬と内服薬の説明
- 看護師さんによる目薬の点眼(複数回)
- 抗不安薬と鎮痛剤の服用
- 手術用のガウンとキャップに着替え
- 点眼麻酔(目が乾かないように閉じて待機)
- 手術台に移動し、執刀医との対面
手術中は片目ずつ処置が行われ、視界は水中を見ているような感覚です。
まばたきできないように物理的に固定されているので、我慢しなくて大丈夫ですよ!
眼を動かさず、光の中のある1点をとにかく見続けることに専念します。
眼には常に液をかけられているので乾燥はしません。
少し押されている感じはありますが、痛みはありませんでした。
片目につき約2~3分の手術で完了し、終了後にはなぜか記念撮影までありました(任意)
手術後、待合室でちょっとしたお茶とクッキーをいただけてホッとしました💕
眼の硬さ検査だけして終了です。
当日の所要時間は2時間ほどでした。
手術後の経過と回復
手術直後の生活
手術後、目が少しヒリヒリする感じがありましたが、耐えられないほどではありません。
公共交通機関で自宅に帰り、その日は特に無理せず過ごしました。
夕方からは、指定された目薬を3種類、4回間隔を空けながら点眼します。
手術後、料理や家事は夫にお願いし、早めに就寝しました。
術後の生活制限
ICL手術後は、感染予防や合併症を防ぐために特に最初の1週間は生活制限があります。
とにかく眼を触らない・眼に水が入らないようにします。
具体的には次の表の通りです。
詳細について、項目別に解説していきます。
目薬点眼
術後は3種類(抗菌・抗炎症・ステロイド)の目薬を1日4回、間隔を空けて使用します。
3種各2本処方されて、全て使い切るまで継続です。
保護眼鏡の着用
術後1週間は24時間、着用必須です。
特に、夜間は無意識に目をこすってしまうことを防ぐため、寝るときにも装着が必須です。
1週間後に医師から「目を触らなければ外して良い」と言われましたが
- 触る癖がある
- 子どもに触られるおそれがある
- 花粉症対策にもなる
という理由で念のため1ヶ月後までは着けていました。
但しマスクと併用すると曇り止めを使っても曇って前が見えませんので、TPOに合わせてどちらを優先するか考える必要があるかと思います。
洗顔
手術後使うのは清浄綿かティッシュです。
なぜならタオルで顔を拭くと、繊維が眼に入るおそれがあるからです。
翌日検診までは触らないように指示があったので、目やにもそのままで行って病院で拭いていただきました。
2日目からは朝、清浄綿で軽く目元・顔を拭きました。
保湿剤は目元以外は塗れます。
洗髪
2日目から美容室での洗髪はOKなので、シャンプー・ブローのみで行ってきました。
眼に水が入らないようお願いし、保護眼鏡をつけたまま施術です。
3日目、まだ自分で洗髪はNG。
4日目、OKだけど不安で自分で洗髪できず。
5日目、シャンプーハット+保護眼鏡で洗うとうまくできました!
もし「眼に水が入ったかも」と気になるときは、処方された目薬を追加でしてもOKとのことなので、それで対処しました。
入浴
手術翌日から、保護眼鏡をしたまま首から下だけ浸かりました。
1週間後まで子どものお風呂は夫にお願いして、一人で入るようにしました。
1週間後からは、念のため保護眼鏡をしたまま一緒に入っています。
化粧
1週間は日焼け止めも含めて禁止です。
外出は控えていましたが保育園の送迎のみ、すっぴん保護眼鏡で行っていました。
1週間経過後も、化粧を落とすときに眼に水が入らないようにするのが大変そうなので、アイメイクは控えて日焼け止めと眉くらいにしていました。
仕事
デスクワークは翌日からOK。
ハードワークは1ヶ月後からです。
私は育休中だったので仕事はしていませんでしたが、翌日からPCを使っていました。
スポーツ・娯楽
▼1週間後からOK
- ジョギングなど軽いスポーツ
- 国内旅行
▼1ヶ月後からOK
- 球技など眼に負担がかかるものやハードなスポーツ
- 温泉・サウナ・海外旅行
ちなみに飲酒は3日目から、喫煙は制限無しです。
私は1週間後に趣味のエアリアルヨガを再開しました。
車の運転
翌日以降、視力が安定して0.7以上あればOKです。
\💡免許証の条件解除手続きを忘れずに!/
運転免許証の運転条件に「眼鏡等」が入ったまま運転をすると違反になります。
必ず運転免許試験場で視力検査と解除の記載をしてもらいましょう。
30分ほどでできます。
📝参考サイト:アイクリニック東京HP https://eyeclinic-tokyo.jp/faqs/etc-faq/e8/
家事
生活制限はないですが、主婦の立場から参考までにお伝えします。
手術当日は休ませてもらいました。
翌日からはできる家事は始めつつ、料理は保護眼鏡に慣れるまで手元が見づらくて危ないので、夫にお願いしていました。
術後の検診と視力の安定
- 翌日:3項目の検査・診察を実施。10分で終了。
- 1週間後:翌日と同じく3項目の検査。右1.5、左2.0の視力で、30分で終了。
- 1ヶ月後:5項目の検査を実施。視力は引き続き良好で、通常の生活が許可され、保護眼鏡も卒業!30分で終了。
- 3ヶ月後:3項目の検査。両目2.0の視力で、約5〜10分で終了。
- 6ヶ月後:3項目の検査。両目2.0の視力で、約5〜10分で終了。レンズや手術痕に問題なし。
各検診はスムーズに進み、視力は安定して良好な結果が続きました。
目の回復は順調で、ICL手術後の生活に支障はありませんでした。
手術後の見え方によるメリットとデメリット
ICL手術後の視力は非常に良好で、メガネやコンタクトから解放された生活は快適そのものです。
しかし、ハロー現象という光の輪が見える現象が、唯一気になる部分でした。
以下に、メリットとデメリットを簡潔にまとめました。
メリット:視力回復による快適な生活
メガネ・コンタクトの不便さから解放
とにかくラク・時短です!
メガネやコンタクトに費やしていた手間・時間がなくなり、育児や家事などがスムーズに進むようになりました。
例えば、子どもとのお風呂あがり。子どものお世話にすぐに取りかかれます。
万が一の災害時でも常に見えるので安心です!
朝の目覚めが良好
起きた瞬間から視界がクリアなので、朝活を効率的にできるようになりました。
コスト面でのメリット
コンタクトやケア用品の費用が不要になり、長期的に節約できます。
デメリット:ハロー現象
ハロー現象とは?
ハロー現象は、夜間や室内照明の光源の周囲に光の輪が見える現象です。
私の場合、特に洗面所の照明で気になりました。
これはICLレンズの構造上避けられない現象で、医師からは「脳が慣れる」と説明されました。
経過と対処法
術後1ヶ月は気になりましたが、3ヶ月経つ頃にはほとんど気にならなくなりました。
日常生活に集中していると、光の輪は気にならなくなることが多いです。
まとめ
今回の記事では、ICL手術当日から術後の生活について、具体的な体験談をご紹介しました。
✓ 手術直前と当日の流れ
✓ 手術は痛みも少なく短時間で終わる
✓ 術後1週間の生活制限と対処法
✓ 体験して分かったメリットとデメリット
この記事を通じて、
- ICL手術後の生活の流れを具体的にイメージでき、不安が軽減された
- 術後の生活制限や注意点を把握し、準備が整えやすくなった
- ハロー現象の体験談が参考になり、術後に備える心の準備ができた
と感じていただけたなら幸いです。
ICL手術は視力の悩みを解決し、生活の効率化を実現する大きな一歩です。
リアルな体験を共有したことで、同じような不安を抱える方に少しでも役立てば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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